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 第5章  ブロックの書き出し
 Q1  ブロックの「書き出し」はどう使いますか?
  Ans1  ブロックを書き出す。
  Ans2  図面全体を書き出す。
  Ans3  オブジェクト(ブロックではない)を書き出す。


 Ans1 ブロックを書き出す。
 
(1)下図は[建築図1]です。
   この中にあるブロックの1つを単独の図面ファイルとして保存(書き出し)します。

 

(2)[ブロック挿入]ダイアログで確認すると、多くのブロックがあります。
   この中の[CHAIR_1]を単独の図面ファイルにします。

 

(3)[挿入] → [ブロック定義] → [ブロック書き出し]を選択します。

 
 
(4)図面内にあるブロック<CHAIR_1>を選択して、[書き出し先]を指定します。

 

(5) [ファイルを選択]ダイアログから、<CHAIR_1>を開きます。

 

(6)下図のように、<CHAIR_1.dwg>が単独のファイルとして開きました。

 

 
 Ans2 図面全体を書き出す。
 
(1)元になる図面(建築図1.dwg)の画層は、以下のように<20画層>あります。

 

(2)[挿入] → [ブロック定義] → [ブロック書き出し]を選択します。
   [図面全体]を選び、[書き出し先]を指定して、[OK]ボタンを押します。

 

(3)保存した図面[new block.dwg]を開きます。

 
 
(4)図面は同じですが[画層プロパティ管理]を見ると、画層の数(11画層)が少なくなっています。
   つまり、[図面全体]の[書き出し]は、使用されている画層や線種だけが新規図面として保存されます。

 

 
 Ans3 オブジェクト(ブロックではない)を書き出す。
 
(1)ブロックではないオブジェクトを外部に書き出すには[オブジェクト]を選択します。
   下図のように外部に書き出す[オブジェクト]を選択します。

 

(2)下図のように、ソファー一式をまとめて選択します。
   (このソファーはブロックではありません。)

 

(3)次にブロックとして挿入する時の[基点]を指定します。
   基点を指定しないと、原点(0 , 0)が基点になってしまいます!

 
 
(4)下図のようにソファーの中心あたりを指示します。

 

(5) 最後に[書き出し先]と[ファイル名]を指定し、[OK]ボタンを押します。

 

(6[ファイルを選択]ダイアログから、<新しいブロック>を指定します。

 

(7)<新しいブロック.dwg>が単独の図面として開かれました。